北海道立近代美術館で「諸星大二郎」展、最終日に行ってきた。
諸星大二郎って誰?
デビュー50周年記念展。
出品作品は「マンガ原稿.・イラストレーション」。
マンガ家。知らなかった。有名なマンガ家らしい。
マンガ、読まないからな。
宮崎駿も鬼滅の刃もよくわからない。
美術館でマンガ家「諸星大二郎」の作品展。
代表作の原画350点。
作品の世界感に関わりの深い美術作品や歴史、民俗資料もあわせて展示されている。
半端ないボリュームだった。
「異界への扉」
なんだか興味をそそられる。
作品の数が多い。初めて見るマンガばかりなので、ひとつひとつ読んでいった。
やっぱり読まされてしまう。面白い。マンガの立ち読みだ。
展示の規模が大きいので、最後のコーナーになると疲れてしまった。
中国編では集中力も切れて、流して見てしまった。
有名な作品が「妖怪ハンター」
この主人公の風貌は、昭和を感じさせる。
作品がテーマごとに分かれている。
- 日常/非日常
- 民俗学/人類学/考古学
- 日本の神話/伝説/文学
- 中国の神話/伝説/文学
- 西洋の神話/伝説/文学
- 博物誌/書誌
- アート
SF的なものから、民俗学、考古学、人類学、記紀神話、東洋文学、東洋思想、博物学を扱ったものまで。
マンガのレベルが高すぎる。週刊少年ジャンプに連載されていた作品だそうだ。
マンガを見ているだけでも楽しめるのだが、予備知識がなければ理解できないのではないのか。頭を悩ませてしまった。
絵が不気味だ。怪奇、幻想。
マンガとそれに関連する資料がいっしょに展示されていて、とても参考になった。
関連作品の展示品
- 民俗学/人類学/考古学
ニューギニアの人面魚の置物や仮面
大籠キリシタン資料館からの江戸時代に作られたマリア像、キリストの燭台、
フランス人の写真家 シャルル・フレジェの撮影した秋田のナマハゲの写真など
縄文土器
- 日本の神話/伝説/文学
岡本太郎の撮影した那智の火祭りの写真
歌川国芳の版画
- 中国の神話/伝説/文学
月岡芳年の木版画
- 西洋の神話/伝説/文学
デュラーの木版画
- 博物誌/書誌
アート
ポール・デルヴォー、ゾンネシュタールの絵画も展示されていた。
姫路市立美術館/足利市立美術館からの作品。
前期と後期に展覧会は別れていた。
古史古伝に題材をとり日常の不安を意識化する。
楳図かずお、つげ義春のような系統の作家なのか
お腹いっぱいの諸星大二郎展でした。